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遥か南にある美しい海。ここには、むかし、人間たちの戦争で沈んだ戦艦が底に横たわっていて、いまはたくさんの生き物たちが暮らしている楽園になっていました。ある日、資源を求めて、この海に沈んだ艦を発見した人間たちは海の地下からエネルギーを採る為に、艦を引き上げ始めました。すると、海の底から、大きな渦巻が吹き出し、大変な危機が訪れてしまったのです。その時、海の生き物たちは・・・。
掲載ページ総数 30ページ
たくさんの海の生き物が登場します。
ケケ 主人公イルカ3兄弟の長男。しっかりものだが、好奇心旺盛なところも |
ピピ イルカ3兄弟の次女。おてんばで泳ぎは兄弟の仲で一番速い。 | クク イルカ3兄弟の末っ子。あまえんぼう。いたずら好き。そばかすがある。 |
カメ先生 南の海の長老。イルカたちの教師。昔、船の沈没に遭遇して片目を失う。 |
クジラ(リーダー) 普段は世界中を群れを率いて旅している。南の海の危機をマンタから聞いて駆けつける。 |
クジラたち 南の海を助けるには大きな力が必要なことを知り、群れで力を合わせ、奮闘する。 | マンタ 南の海の異変にいち早く気づき、遠くの海にいるクジラたちへ知らせに行く。 |
まぼろしの「世界最大の戦艦」
モデルは有名な「戦艦大和」。片道の燃料で、戦争が負けるのを知りながら、出航したと言われています。事実とは違って、あくまでも、私の創作ですが、きっと、単に最後まで闘おうと出撃したのではなく、なにかを守り、争いと悪しき何かを封印するために向かって、あえて海の底に沈んだのではなかったのでしょうか?
そして、艦が見つかった時、何かが起きる・・・ここではあくまでも架空の海です。
南の海の底には何が眠っているのか
もし、大和が人々の争いを止める為、「何か」を封印しているとしたら、それは何だったのでしょう?沈んだ海の底には何があったのでしょうか?
そして、沈んだ位置もわかっているのに、なぜ、引き上げないのでしょうか?その場所にはたくさんのエネルギー資源も埋没していると言われています。そのひとつの答えを空想して、この物語にしてみました。
海にはけっして開けてはならない扉がある・・・。